自らコントロールできるものに意識を集中せよ

朝日新聞で面白い記事を見つけたので、要点をメモ(2016年8月7日付朝刊、望月秀記記者)。

米国チームは、メダルの獲得目標を公表しない。
22個のメダルを獲得した競泳選手等は、メダルの色や個数を個人目標として公表していない。
ここ一番で最高のパフォーマンスを発揮する考え方を、ジュニア時代から教えこまれているからだろう。
相手によって結果が変わり、自分でコントロール出来ないメダルの数や色が個人の目標の一番目に意識された時、競技力が落ちる可能性がある。
米国選手は、ロンドン五輪の出場種目の約6割で、1ヶ月前の国内選考会のタイムを上回った。
11個のメダル獲得を獲得した日本が選考会の記録を上回った種目は、3割に届かなかった。
 プールの条件で記録の出やすさは変わるが、五輪という最高の緊張の中、平常心を保ちレースを展開するのは難しい。どの国の選手であっても、選考会でのタイムを上回ったら、それは素晴らしいパフォーマンスとして特に大きな拍手を送りたい。


『自らコントロールできるものに意識を集中せよ』というのは、いずれ名言集に掲載されるべき、いいアドバイスだと思う。