8月31日(日) Day 2(ロンドン/ヒースロー→ミラノ/リナーテ)

[イギリス・ロンドン]

0400:起床。5時起きの予定をしていたが目が覚めてしまった。ネット等を見ながらやり過ごす。

荷造りを確認。

0540:チェックアウト。玄関付近でタクシーを待つ。やってきたのは、BMWの大型セダン。リムジンを頼んだ覚えないがホテルと契約している会社のタクシーらしい。

普通のロンドンタクシーを予想していたのでびっくり。滅多に乗る機会がないので、味わって乗車。

大型車だけあって助手席もゆったりしている。

運転手は、インド系。かつて、日系企業(PENTAX)につとめていた光学技師とのこと。不況でリストラされたらしい。

イギリスは物価が高いが、それでも住みやすいとのこと。

10分ほどでターミナル5に到着。17ポンドのところ、20ポンド支払う。(セブンティー・ポンドと聞こえたのでドキッとしたが、領収書の数字を見てほっとした。)

ターミナル5は、前回も利用したターミナルで、ブリティッシュエアウェイズの専用ターミナルの印象を受ける。

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チェックインは、今風の、チェックイン装置で行うタイプ。搭乗券を発券してもらってからスーツケースを預けるためにカウンターに向かう。

カウンターではスーツケースの重量オーバーが指摘されたので(日本では何も言われなかったが)、持ち込み用のバックアップに移してから最軽量してOKをもらう。

セキュリティチェックでは、バックアップに入れてあったペットボトルが没収。入国時の荷物検査はないのに、出国時の検査は結構厳しい。

予想外にセキュリティチェックの通過に時間がかかる。出発一時間前ぐらいに漸く出国完了。

出発ゲートがB39ということで所要時間を聞いたら15分程度かかると言われたので、まずは、ゲートB39のあるビルまで移動。途中、無人シャトル列車に乗ったので、所要時間が長いことが納得。

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ブリティッシュ・エアウェイズのラウンジに入れてもらい、簡単な朝食を済ませる。

ベーコンが挟まれたサンドイッチとオレンジジュース。

0720にゲートクローズと書いてあったが、乗客の案内はゆっくりとしたペース。

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0745:定刻に出発。

オヤツのような軽食が供される。

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[イタリア・ミラノ

0945:定刻にミラノ・リナーテ空港に到着。ボーディングブリッジではなく、タラップを使って降りる。

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宿泊先(ホリデイイン・リナーテ空港)無料の送迎サービスがあるとホームページに書いてあったので、ホテルに電話して迎えにきてもらう。

  <電話の掛け方>

(1)受話器を取ってダイヤルする。

(2)料金が表示されるのでコイン(コイン:今回は1ユーロ)を入れる。

(3)イタリア語で応答されるので、英語でゆっくりと予約を持っている旨および迎えにきてほしい旨を伝える。

出発ロビーに行けと言われたので2階(到着ロビー)に移動。10分ほどしてホテル名が書かれたミニバンがやってきたので手を挙げてこちらの存在を知らせる。

チェックイン時間まで早かったがチェックイン手続きをしてくれた。


今日は、サッカーのセリエAが開幕するということで、ACミラノ対ローマ・ラッチオの試合を、ACミラノの本拠地(サン・シーロ)に見に行く予定にしていた。

そこで、場所を確認するために、早めに現地に向かうことにする。

ホテルのロビーには、空港行きのバスの時刻が示されており最終が11:00発。

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間に合うと思ってロビーで待っていたら一向に出発する気配がないため、ホテルのフロントに確認したところ、時間は12時を回っているのでバスは出ないと言われた。

イギリスとイタリアには時差が1時間あり、イタリア時間はイギリス時間よりも進んでいたことを忘れていた。。。

仕方ないのでタクシーを呼んでもらう。スタッフがタクシーを呼んだらレシートのような紙を渡され、タクシーの番号および到着までの待ち時間が記載されていた。

変なタクシーに乗らないようにというセキュリティーが意外としっかりしている。タクシーはプリウス

最高速度80キロの道路を120キロぐらいで15分ほど走って空港に到着。降車場への入り口が混んでいたので手前で降ろしてもらう。18ユーロ。チップ込みで20ユーロを渡した。

リナーテ空港からミラノ中心部まで、市バス(番号73)で向かうことにする。駅の売店(タバッキと呼ばれるキオスクのようなもの)にて、切符を購入(1.5ユーロ)。

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1230ぐらいに出発。13時頃に終点駅(サン・バビラ)に到着。下車してからドウオモまで歩いていく。約20年ぶりに訪れたミラノ中心部。

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ほとんど記憶にないので新鮮。途中、電気自動車の充電スタンドのようなものを見かける。

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ドウオモ前の広場を歩いていると、手に刺繍糸をきったようなものをぶら下げた黒人が寄ってくる。無料だからといって手に勝手に巻き付けて、そのあと、金をくれと行ってきたので、糸を引きちぎってNo thank you.といったら、あっさりと引き下がった。が、別の黒人がまた寄ってくるので、No, thank youの繰り返し。

小腹が空いてきたので、ピザ屋さんに入って昼食。

食べたいピザを選ぶと、その場でオーブンに入れて焼いてくれる。

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ピザトーストのような感じだが、それでも美味しかった。4.2ユーロ。

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しばし休憩して、サンシーロまでの行き方を、再度、ガイドブック(地球の歩き方)で確認。

メトロ(地下鉄)+徒歩、か、トラム(路面電車)で行けるとのこと。

切符を買わないと行けないのでメトロで行くことにした。

ミラノの市内交通は、24時間有効な一日券があるというので、それを購入(4.5ユーロ)。

改札口付近の売店のお兄さんに聞いてみると、リナーテ空港へも行けるらしいので、空港内の売店で、24時間券を購入しておけばよかった。。。

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ともかく、メトロ赤ラインでロット(Lotto)まで向かう。

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ドゥオモ付近の駅から約15分でロット駅に到着。

地上に出てから歩く方向に悩む。

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同じくスタジアムに向かうとおぼしき人(ユニフォームを着ているので直ぐ分かる)が居たので、ついていこうとも思ったが、方向を迷っているようだったので、ついていくのをやめた。

ガイドブックには駅から西と書いてあったことを思い出し、太陽の方向を参考に歩き始める。

途中、ACミランのユニフォーム等(ただし、値段が安すぎるので偽物)を売っている露店等を見かけたので、こちらの方向で正しいことが感触としてつかめてきた。売店でスタジアムの方向を聞いたら、1キロほど歩けと言われたので、正しい方向に向かっていることが確認できた。

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道路を挟んで右手には、サンシーロ競馬場、左手には巨大なスタジアムが見えてきた。

競馬場。

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スタジアム

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2時ぐらいに到着したので、18時開幕には4時間ほどある。そこで、スタジアム周りを散策することに。

切符売り場には当日券の料金表が張ってあった。

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インターネットでオンライン購入したときの価格が1割程度安い感じ。開幕戦にも関わらず当日券が残っているのは、対戦相手によるものかどうか、不明。

当日券を買っている人もいる。

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ゲートは16時オープンと表示されていたので、スタジアム周りの売店を冷やかす。

多くの売店(大半は、飲み物を販売するバーか、偽物のユニフォームを販売する店)を眺めたあと、

オフィシャル・ショップを見かけたので中に入ってみる。

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せっかくなので、ACミランのホームジャージを購入した。オプションとして、背番号や名前をプリントしてくれるそうなので、10 HONDAと入れてもらう。袖口にはチャンピオンシップを7獲得したことを示すワッペンも貼ってもらう。料金は104ユーロ(シャツ代:80ユーロ、残りは、背番号、名前、ワッペン)。

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暑い日だったので、駐車場の車の隙間で、着ていた服を購入したユニフォームに着替える。素材がよいのか、風通しが良くて心地よい(気温は高かったが)。

その後も、スタジアム周りを歩く。過去の選手の名前が入ったユニフォームを着ている人も多いので、地元の常連かも。

ゲートオープンの16時になったがゲートが開かない。

それでも時間が余ったので、選手がどうやってくるのかを探ると、道路に人だかりがあり警備員の姿も見かけたので、そちらに向かう。

道路からスタジアムの地下に入る道があり、そこを通っていくらしい。バスから降りてスタジアムに入っていくと思っていたので予想が外れる。(うまく行けばサインももらえるかも、とミーハーなことを思っていたが断念)。

そのうち、VIP客とおぼしき人を乗せた車が、次々と、スタジアムの地下に吸い込まれていった。

そして、一台の大型バスが。あまり盛り上がらなかったのは、相手チーム(ローマ・ラツィオ)の選手を乗せたバスだったから。

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その後、15分ぐらいしてから、真っ黒いバスが。

ACミランと書いてあった。窓ガラスも真っ黒で中が見えない。

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それでも、入り口周りから、大きな拍手がわき起こる。バスがスタジアムに吸い込まれたあと、観衆は、それぞれのゲートに向かう。

10番ゲートから入場する。

オンライン購入した際に印刷したチケット(氏名、生年月日入り)と身分証明書(パスポート)を見せて入場。

そのあと、チケットに印刷されているバーコードを機械で読み取って、回転扉の中にいれてもらう。

さらに、スタッフが、バーコードの部分を破りとって回収。これで、このチケットでの再入場は不可になった。

観戦場所は、ゴールポストの後ろ側。本田選手のポジションからして、ゴール前付近でのプレーがあるのではという推測に基づいて、オンライン購入の際に場所を選択した。

すでに、常連の応援団とおぼしき人たちが大きな旗を持って柵に集まっている。

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そのうち、試合前の練習が始まった。幸いなことに、ACミランの選手は、手前サイドだったので、結構間近に見ることができた。本田選手の姿も。

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試合開始前に出場選手の紹介がある。10 HONDAのコールとともに大きな拍手がわき起こる。相当期待されているのが分かる。

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色々な練習メニューをこなしていた。

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仲間の様子を見ている?

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キックの練習も念入りに。

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18時キックオフ。7分過ぎ、本田選手が右足でゴールを決める。みんな大喜び。

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一部のファンが柵まで集まってきたので前が見えない。座席は1列目を指定したけれど、5、6列目でもいいかもしれない。

前半は1-0で終了。

後半、向こうサイドに攻撃が移ったので、少し遠目に見ることになる。3-0になるが1点入れられる。

残り10分ぐらいで本田選手は交代。大きな拍手がわき起こる。

ペナルティーキックでは、ゴールキーパーがナイスセービングを行ったので、これまた大歓声。

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アデイショナルタイムが5分となったが、勝利を確信したのか帰る人もちらほら。

最後までいたところ、終了後に、選手がゴール前に集まってきて観客にお礼を言いにきた。またまた大歓声。

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こちら(メインスタジアムから入場して右手のゴール奥)が、ホーム応援団の定位置ということかもしれない。

スタジアムを辞去する。オレンジ色のバスが止まっていたので、Lotto行きのバスか聞いたら、メトロ赤ラインの駅まで行くから乗れ、と既に乗車していたお客さんに言われたので乗車。

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結構長い時間乗っていたと思ったら、別の駅に到着。それでも、夜道を歩かずに住んだので助かった。

メトロ赤ラインにて、サンバビラ駅に向かい下車。バス停を探して、73番(リナーテ空港行き)のバスを見つけて乗車。

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夜の帳が下りたリナーテ空港に到着。所要時間25分程度。

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空港でホテルに電話して、シャトルバスでの送迎を依頼。小雨の中出発ロビーで待機すること約20分。同じ運転手が迎えにきてくれてホテルまで送り届けてもらう。

長い一日が終わる。