幸田真音/財務省の階段

この作者の著書を久しぶりに読んだ。短編の集まりだったので読みやすい。偶然にも、来週は霞が関付近に出張予定で宿泊先は国会議事堂のそば。少し早起きして政治の中枢を見学して来よう。官庁街で仕事するのも、ダイナミックでいいかもしれない。

以下は、Amazonからの引用

財務省で自殺を図った官僚が遺したノートには昭和初期の経済政策が綴られていた。メモの謎を解こうと地下室へ向かった上司が見たものは、検証が許されなかったこの国の暗部だった。表題作始め、傑作経済小説連作集!

内容(「BOOK」データベースより)

将来を嘱望された財務省の若手官僚が自殺を図った。遺されたノートには、昭和初期の経済政策が克明に綴られていた。彼は何を伝えたかったのか?ノートの謎を解こうと、財務省の地下室に向かった上司が見た日本の暗部とは…。政策の検証を許さなかったこの国に未来はあるのか?財務省のほか、国会議事堂、日本銀行、マスコミ、金融市場を舞台に、日本経済の裏側に巣喰う禍々しいものの正体に迫る、連作小説集。

著者について

1951年滋賀県生まれ。米国系銀行や証券会社で債券ディーラーや外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』でデビュー。『日本国債』で新しい経済小説の書き手として注目を集める。作品は他に『凜列の宙』『代行返上』『バイアウト』など。メディアへの出演も多い。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

幸田/真音

1951年生まれ。米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーなどを経て、95年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らした作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目を浴びた。テレビやラジオでも活躍。前政府税制調査会財務省財政制度等審議会国土交通省・交通政策審議会の各委員など公職も歴任。2010年よりNHK経営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)