松井博/僕がアップルで学んだこと

ネットで注文しておいた本が届いたので早速読む。文体が読みやすいので、一通りは直ぐに読み終えられる。同僚(とくに企業経験の浅いあるいは企業経験を有さない人)とかにも薦めたい本ではある。

しかし、読みやすくて、ついつい要点を読み飛ばしてしまいそうなので、座右において適宜参照すべき本ともいえる。

以下は、Amazonからの引用。

出版社/著者からの内容紹介

スティーブ・ジョブズがアップルに戻ってきて行った仕事。

それは、働く"環境"を徹底的に変えたことです」(本文より)

一時はその存続が危ぶまれたアップルという会社が、回復に向けて

どのような環境を構築し、人材を集め、優れた製品やサービスを生み出すに至ったのか。

本書は、その一部始終を経験した元・米国本社シニアマネージャーが語る指南書です。

スティーブ・ジョブズの着眼点と彼が用いた手法、

そしてそこから著者が学んだノウハウには、

これからの社会を生きていくうえでのヒントが数多く含まれています。

内容(「BOOK」データベースより)

一時はその存続が危ぶまれたアップルという会社が、回復に向けてどのような環境を構築し、人材を集め、優れた製品やサービスを生み出すに至ったのか。本書は、その一部始終を経験した著者が語る指南書。スティーブ・ジョブズが用いた手法とそこから著者が学んだノウハウには、これからの社会を生きていくうえでのヒントが数多く含まれている。

出版社からのコメント

世界的に企業のグローバル化が進む中、

日本国内の企業も例外ではなくなる時代がそこまで来ています。

あなたの会社にも他国からの人が入社し、

あなた自身も将来は他国の会社で働くかもしれません。

本書はこれから企業に就職する人たちや、いま企業に勤めている一般社員と管理職、

独立・起業を目指している人たちにぜひ伝えたいエピソードや教訓で構成しました。

最悪の状態から時価総額世界一企業へと成長を遂げたアップル躍進の秘密にはじまり、

著者がその環境で会得したさまざまな教訓を実践的に紹介しています。

掲載した主なテーマは以下のとおりです。

★強さの鍵は「シンプル志向」にあり

★美しく魅力的な職場の秘密

★製品開発の原則~上流の工程に注目せよ

★サーフィン感覚で物事を進める

★基本は「準備・実行・後始末」

★社内政治は必要悪

★転職を常にオプションのひとつに

カバーの折り返し

組織にせよ人にせよ、

それらが活動する基になる

「環境」を整えることが、

成長への大きな足がかりとなる

一時はその存続が危ぶまれたアップルという会社が、

回復に向けてどのような環境を構築し、人材を集め、優れた製品や

サービスを生み出すに至ったのか。本書は、その一部始終を経験し

た著者が語る指南書。スティーブ・ジョブズが用いた手法とそこか

ら著者が学んだノウハウには、これからの社会を生きていくうえで

のヒントが数多く含まれている。

著者について

松井博

Matsui Hiroshi

神奈川県出身。地元の高校を卒業後、渡米。

オハイオ・ウエズリアン大学卒業。沖電気工業株式会社、

アップルジャパン株式会社を経て、2002年に米国アップル本社の開発本部に移籍。

iPodマッキントッシュなどのハードウエア製品の品質保証部の

シニアマネージャーとして勤務。

2009年に同社退職。スティーブ・ジョブズが亡くなった際、

ブログ「まつひろのガレージライフ」に掲載した

Steve Jobsの思い出」が話題になった。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松井/博

1966年生まれ。神奈川県出身。地元の高校を卒業後、渡米。オハイオ・ウェズリアン大学卒業。沖電気工業株式会社、アップルジャパン株式会社を経て、2002年に米国アップル本社の開発本部に移籍。iPodマッキントッシュなどのハードウエア製品の品質保証部のシニアマネージャーとして勤務。2009年に同社退職。現在カリフォルニア州クパティーノ市内にて保育園「つくしデイケア」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

About this Title

スティーブ・ジョブズ復帰以前のアップルというのは、

まるで不良が跋扈して荒れている底辺高校のようなひどい状態でした。

しかしスティーブが会社という器を変えたことで、社員たちは大きく変わっていきました。

私はあの腐ったリンゴだったアップルがここまで変わることができるのならば、

どの会社でも大きく生まれ変わることができるのではないかと思います。

なぜアップルやグーグル、フェイスブックが日本で生まれず、

アメリカで生まれたのでしょうか?

なぜヒューレット・パッカードやデルはクールな製品が出せず、

アップルに出せるのでしょうか?

なぜ日本の会社はなかなか変われないのでしょうか?

それはそれぞれの会社が持つ文化や行動哲学などが創り出す

「環境」の差だと私は考えています。

スティーブ・ジョブズの偉大さというのは、

マックやiPodを世に送り出したことではなく、

アップルという「環境」を創ったことでしょう。

(まえがきより)