上海逃避行 Day 3 (2011.7.3)

上海→杭州→上海

今日は、杭州に行くつもりでいたので、昨日よりは早く起床。(といっても8時前)

朝食(昨日と同じメニュー)を食す。

杭州行きの列車は、上海虹橋駅から出発するらしいので、その駅に向けて出発。

地下鉄を乗り継いで、1時間弱で到着(5元)。

窓口の行列に並んでいる間に、行き先、出発日(今日)、おおよその出発時間帯、一等と書いたメモを準備。忘れずに、帰りの切符も同じように手配する。窓口のお兄さんは英語ができないらしく、行列の後ろにいた女性が簡単に通訳してくれて、なんとか、切符をゲット。不思議なことにいきと帰りで切符の値段が違う(行き:131元、帰り:68元)。

上海虹橋駅は、とにかく広い。

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11時発の和偕号に乗車。車内のBGMが旅情を書き立てる。静かに発車。

徐々に速度を上げて、時速350キロに到達。

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そのうち、減速し始めて、杭州駅に到着。ノンストップ便で45分で到着。車内の電光掲示板で、外気温41度の表示を見て、気絶しそうになる。が、来てしまったので気を取り直して下車する。降りた瞬間サウナにいる気分になる。

改札を出たところにあった売店で、市内地図を購入(5元)。

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駅の西に、西湖があることはガイドブックにも書いてあったので、そちらに向かって歩きはじめる。

途中デパートの化粧室を拝借。デパートの中はクーラーが効いていて快適だったが、再び歩き始める。

路上の人に話しかけられるが、さっぱりわからないので、耳が聞こえないジェスチャーをしてやり過ごす。

(同情の表情が見られたので結構使えるかも。)

その後、西湖に到着。一周(約15キロ)するつもりで歩き始める。が、やはり気温の高さに参り、途中のお茶屋さんで遅いランチ。メニューが分からないので、水餃子を注文。餃子が1ダースほど入って15元。ウェイトレスが、ワン・ファイブ・ユアンと言ってくれたので助かった。

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小腹が一杯になったので、再び歩き始める。目の前に塔があったので、入場料(40元)を払って見物。塔のてっぺんに登ると、西湖が一望できた。

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その後、蘇堤の入り口に到着。途中、ツアー客が乗っている車両をよく見かけたがどこで乗車できるのか分からなかったので、歩くことにする。

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風光明媚ではあるが、一人旅のため写真を撮るときに困る。独りで歩いている人を見つけては撮影をお願いした。時折、Where are you from?と聞かれるので、From Japanと返すと、Welcome to Chinaと返される。悪い気はしない。中国の印象は、こんな一言で大きく変わるものだということを実感。人口が多いだけに、いい人や優れた人も沢山いると思う。刺激になる。

2時間ほどかけて歩いて西湖の北に到着。次は、狐山方面を目指して、さらに歩く。

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足が棒になってきたのでタクシーに乗ることも考えたが、帰りの列車の時間(18:41発)に間に合いそうだったので、駅まで歩くことにする。

こちらは、歩行者用信号が青でも、車は進入してくるので結構神経が疲れる。途中の町並みは、日本以上の高層ビルで、中国の印象を十把一絡げで片付けるのは具合が悪いような気がした。

18時過ぎに、杭州駅に到着。

荷物のX線検査をしてからコンコースに入場。列車が来るまでホームに入れてくれないので、待合室は観光客でごった返していた。

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(空港と同じように、出発ゲートと到着ゲートが別々)ようやく、ゲートがオープンされて、ホームに入る。

江山から来る列車のようで、ホームに下りてからしばらく待つ。ようやく、列車が入構。

一等の切符であったが、車両は、一等と二等の混合。座席(3号車46番)は、6人がけのコンパートメント形式。ただし、行きのような英語のアナウンスはなし。行きと違って、途中の駅で止まり、また、他の列車に追い越されて、20:07に到着。

地下鉄2号線経由4号線で切符を購入し(5元)、最寄り駅に戻る。車内で携帯電話を話しっぱなしの人がいたが、地下でも電波が届くようになっているので、周りの人の迷惑はともかく、インフラは整いつつあるという印象。

HappyHourを逃してしまったので、近くのコンビニ(ファミリーマート:全家)にて、チンタオビールと、日清の羅王を購入。ビニール袋をもらったら、0.2元請求された。ファミリーマートが多く、助かる。

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上海で3泊の宿を取ったが、蘇州、杭州にも行けて満足。高速鉄道は素晴らしい。後は、切符の購入がもう少し便利なら言うことなしか。